ソーサリアンシリーズは、1987年に発売されたPC-8801版から始まります。
私がその発売を知らせる葉書を手にした時、タイトルロゴの金色の表現と、僅かなドットのキャラクタにグラデーションと光沢が同時に表現されていて、美術的な面でも興味を惹かれるものでした。
ちなみに、それはこんな葉書です(拡大版 および PNG(大きい))。
楽曲についても印象深い曲がたくさんあります。(作曲チームは大変だったようですが)
このソーサリアンは楽曲データの省メモリ化のため、サウンドプログラム(サウンドBIOS)のバージョンが改定されています。
PC-8801シリーズ版のVer 1.0はこの改定前に制作されたため、戦国ソーサリアンをプレイする場合については、ユーティリティメニューからBIOSを拡張する操作が必要でした。
未拡張状態のままシナリオをロードすると、特定の移動キーを押すまでの間に、このような画面が出ます。
また、このバージョンで演奏を行った時に特有のBGMが発音されます。
キャラクターの右か上の移動キーを押すと、各章の初期メッセージが1フレーム程度見え、直ちに上の二つのメッセージが登場します。
下や左の移動キーには判定がありませんが、それでできることは帰還することだけなので、判定されない模様です。
メッセージが終了すると直ちにペンタウァへ戻されてしまいます。
帰還時は通常の処理となるため、1年が経過します。
ソーサリアンは仕様上、シナリオがロードされる前にBGMが開始されるようになっています。
先にも述べましたが、BIOSが未拡張状態で発音される場合、非常に特徴のある音声が再生されます。
今後この音を聞く機会はおそらくないものと思われますので、史料として記録しておきます。
各パートの演奏内容がずれていく様子を確認するため、2ループ目程度まで採取しています。
演奏自体は同様に続き、ループにより再生音域が変化していくようなこともないため、この長さで十分と判断しています。
バージョン1.0のユーザー以外はこの対処を行う必要はありませんが、史料として掲載します。
戦国ソーサリアンのディスクをドライブ2に入れ、ユーティリティメニューを呼び出します。
すると、このような画面が表示され、サウンドBIOSが拡張されます。
これ以降、音楽演奏は問題なく行われます。
使用機材はPC-8801MA , MF-8617B(IIYAMA)で、BIOS拡張画面については歪みの関係からスクリーンショットを別途生成し、モアレ除去(タイル塗りを単色に変更)を行なっています。
おことわり
症状の性質上、演奏コマンドに支障が発生するまでの間は原曲の音声が演奏されます。
しかしながら、サウンドBIOS未拡張状態における演奏状況を表す上でこの部分は必要であると考え、イントロを含めて引用として収録しています。
意図をご理解いただいた上で、それでも問題があるということであれば下記連絡先までご連絡ください。
また、その他の原因により予告なく削除・修正を行う可能性がありますが、あらかじめご了承ください。
カウント(2012/06/10から)
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